M7

ストラットタワーの変形とは?

ストラットタワーの変形(膨張)はサーキット派から街乗り派まですべてのMINIオーナーを悩ませ続けている問題です。ショックを取り付けるストラットタワー上部の鉄板がサスペンションの入力に対して脆弱なのがその原因です。もし変形が顕著ならば、クルマの挙動にも影響します。 多くのMINIオーナーたちは変形したストラットタワーを元に戻すために角材とハンマーでストラットタワーを叩かなければなりませんでした。

この変形は小さな入力が継続した場合、もしくはたった1回の大きな入力により生じます。具体的にはサスペンションの底付きやサーキットでのコースアウト、もしくは大きな路面の窪みにヒットするというような状況です。これらの状況下ではストラットタワーを支える薄い鉄板に過大なストレスがかかります。M7では有限要素解析(FEA)ソフトを用いることで、ストラットタワーが大きな入力を受けた際の影響を解析可能にしています。

新車状態では通常ストラットタワーとアッパーマウントが接する面はフラットです。このことは直進安定性や適正なサスペンションジオメトリーを維持するためにも重要です。この解析モデルにより、例えばクルマがジャンプして地面に落ちたような極端な状況をシミュレーションしてみました。実際は徐々に変形していくので、この画像ほど顕著ではないかもしれません。写真中のブルーの部分は移動量(変形)が皆無であることを意味し、色が赤に近づくにしたがって移動量が激しいことを意味しています。

ショックからの過大な入力により鉄板が変形するのは明白です。ストラットタワーの変形が多くのMINIに見られることを、このシミュレーション結果が実証しています。この現象は必ずどのMINIにも起こるというわけではありませんが、影響度合いを考えれば無視できない問題のはずです。

M7のストラットプロテクションプレートは変形を抑制します。Fig.2とFig.3はストラットプロテクションプレートを装着した状態でシミュレーションしたものです。Fig.1の未装着状態と比較すれば、緑や黄色の部分が少なく、変形が少ないことを確認できます。

Fig.1

Fig.2

Fig.3

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